「誰もがトイレ内で生理用品をとれる社会を!」
2025年大阪・関西万博のウーマンズパビリオン「WAスペース」にて、MeW主催のシンポジウム&ワークショップを開催しました。本イベントでは、大阪大学人間科学研究科教授の杉田映理、大阪大学企画部 ダイバーシティ推進課のジェンケンズ愛美様、大阪大学人間科学研究科の大学院生のブイ・ヴァン・アイン及び高知大学 男女共同参画推進室の宮地歌織先生が登壇し、公共の場における生理用品の無償提供をテーマにしたシンポジウムとパネルディスカッションを実施しました。

後半のグループディスカッションでは、①「予算がない」②「大量に持ちだす人がいるのでは」③「女性用だけのものを無償で提供するのは、男女で不平等」④「多様な主体* の月経対処への配慮は? 障害のある人、性的マイノリティ、被災者(災害時)など」という4つのテーマについて意見交換を行いました。参加者同士が多様な立場や視点から課題や対策を共有し、実現に向けた具体的なアイデアを出し合いました。性別や世代を問わず、誰もが安心して月経と向き合える環境づくりへの関心の高さがうかがえる、活発な対話の場となり、楽しい時間となりました。

また、「月経川柳」コーナーでは、月経に関する日常の気づきや思いをユーモアとともに表現した作品が多数発表され、共感と笑いに包まれた時間となりました。例えば、「生理にも 来場予約 あったらな」、「女の子 『あれ持ってる?』が 合言葉」、「トイレにね ナプキンあれば 安心ね」などの川柳が発表されました。

<イベント概要>
「だれもがトイレ内で生理用品を取れる社会を」について考えるシンポジウムとワークショップ
【日時】2025年4月28日 (月)16:30-19:00 (16:00開場)
【会場】大阪・関西万博 ウーマンズパビリオン2階「WA」スペース
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